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呼吸器内科

江戸川区平井で
呼吸器内科をお探しの方へ

呼吸器内科について呼吸器内科で診療する病気は幅広く、一般的なかぜからインフルエンザなどの感染症、喘息、気管支炎、肺炎、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など多岐にわたります。さらに肺自体には異常を認めない睡眠時無呼吸症候群の診察も行っています。
そのため症状も幅広く、咳や痰はもちろん、胸痛や全身の倦怠感など様々な体調不良が診療対象となります。呼吸器疾患の初期症状は、かぜと変わらないことが多いですが、その背景には喘息や肺炎など、重篤な病気が潜んでいることもあります。咳や痰、発熱などが続く場合は、自己判断をせず、呼吸器内科の受診をお勧めします。
当院では、日本内科学会総合内科専門医・日本呼吸器学会呼吸器専門医の院長が診療にあたります。風邪症状から呼吸器の専門的な診療まで当院までご相談ください。

当院の呼吸器内科の特徴

FEATURE01
呼吸器内科専門医による
専門的な診察・治療

当院では、日本呼吸器学会から認定された呼吸器専門医が在籍しています。「咳が3か月続く」「夜間や朝方になると咳がひどくなる」「季節の変わり目になると息苦しさを感じる」などの原因は風邪やアレルギーだけとは限りません。経験豊富な当院の医師が、専門的な診療を丁寧に行います。気になる症状をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

FEATURE02
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
精密検査とCPAP治療

睡眠中に一時的に呼吸が止まる、いびきがうるさいと言われた方は「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が何度も止まる疾患です。そのままにしておくと、高血圧・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・認知症などの生活習慣病のリスクが上昇するとされています。
同居人がいない方は、発症に気づきにくいですが、「朝起きても体がだるい」「日中、我慢できない程の眠気がある」といった睡眠障害の症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査をお勧めしています。

当院では下記検査に
対応しております

簡易睡眠ポリグラフィー(簡易検査)

コンパクトな機器を用いて、睡眠中の呼吸状態や酸素濃度などを測定するスクリーニング検査です。
睡眠時無呼吸症候群の初期評価に適しており、結果によっては次の「終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)」が必要となる場合があります。

終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)

複数のセンサーを使用して、脳波・呼吸・心拍・筋電図などを総合的に測定する精密検査です。
睡眠の質や無呼吸の原因を詳しく調べることができ、診断の確定や治療方針の決定に役立ちます。
どちらの検査もご自宅で行えるため、医療機関への宿泊は不要です。

当院の睡眠時無呼吸症候群の治療

症状が軽度の場合には、生活習慣の見直しやマウスピース療法(歯科医院を御紹介します)をおすすめしております。症状が中等度以上の場合には持続陽圧呼吸(CPAP)療法をご提案して、定期的なフォローアップも行います。
特に肥満傾向がある方や高血圧、糖尿病の方は、リスクが高いため早期受診が重要です。
いびきは体質とは限りません。少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

下記金額はあくまで目安となります(2025年9月時点)。
検査・治療それぞれ単独の料金であり、診察料などは別途かかります。
保険点数改正により変動する可能性があります。

  3割負担 1割負担
簡易睡眠ポリグラフィー(簡易検査) 2,700円 900円
終夜睡眠ポリグラフィー(PSG) 11,250円 3,750円
持続陽圧呼吸(CPAP)療法 3,930円 1,310円

睡眠時無呼吸症候群

呼吸器内科でよくある症状

呼吸器内科でよくある症状
  • 咳が止まらない
  • 咳が治らない
  • 痰が絡んでいる
  • なかなか痰が切れない
  • 動悸・息切れ(息苦しさ)がある
  • いびきを治したい
  • 昼になると、我慢できない程の眠気に襲われる
  • 風邪をひきやすい
  • 風邪が長引く
  • 夜、咳で起きてしまう
  • なかなか眠りにつけない(不眠)
  • 呼吸すると「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と鳴る(喘鳴)
  • 喘息の既往歴がある
  • 血縁者に喘息持ちの方がいる
  • 喉がイガイガ、ムズムズしている
  • 新型コロナウイルスに感染した後、咳が治らない
  • アレルギー体質かもしれないと感じる
  • 胸部レントゲン検査で異常を指摘された

など

咳は、健康な方でも些細な刺激で起こることがある、身近な症状です。しかし、特定の季節や時間帯、同じような場所で咳が出る、痰が絡む、咳が長く続くといった場合には、呼吸器疾患の可能性が考えられます。

痰も、咳と同様に日常的によく見られる症状の1つです。しかし、血液が混じった痰が出る、黄色・緑色・茶色などの痰が出る、痰の量や回数が増えてきた場合には呼吸器疾患の可能性があるため、注意が必要です。

喘鳴(ぜんめい)

「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった呼吸音が続く状態を「喘鳴(ぜんめい)」と呼びます。これは、気管や気管支が何らかの原因で狭くなり、空気がその細い気道を通る際に笛のような音が出ることで起こります。
喘鳴は、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状として現れることが多いですが、異物の誤飲によっても起こる場合があります。既に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断を受けている方は、医師から処方された薬を正しく服用することが大切です。まだ診断を受けていない方で、喘鳴の症状が見られた場合は、早めに当院へご相談ください。

胸部異常陰影

健康診断で「胸部異常陰影」が見つかった場合、必要に応じて胸部レントゲン検査の再評価や、胸部CT検査へのご案内などが可能です。胸部CT検査は検査に特化した施設で受けていただき、当院にて結果の説明を行います。
その結果に基づき、適切な治療を行うか、必要に応じて専門の医療機関をご紹介します。まずはお気軽にご相談ください。

呼吸器内科で対応する主な疾患

  • 風邪
  • 扁桃炎
  • 咽頭炎
  • 気管支喘息
  • 咳喘息
  • 非結核性抗酸菌症
  • 気胸
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 間質性肺炎
  • マイコプラズマ肺炎
  • 百日咳
  • 肺癌
  • 睡眠時無呼吸症候群

など

肺がん

肺がん肺がんは、肺の組織にある細胞が異常に増殖し、悪性腫瘍を形成する病気です。
最大の危険因子は喫煙とされていますが、喫煙歴のない方でも発症することがあり、遺伝的素因や大気汚染、受動喫煙などの環境要因も関係しています。初期の段階ではほとんど自覚症状がないため、発見が遅れることが少なくありません。
進行すると、長引く咳、血の混じった痰(喀血)、息切れ、胸の痛みなどが現れ、日常生活にも支障をきたします。
診断には胸部レントゲン検査やCT検査が用いられ、腫瘍の性質を詳しく調べるために遺伝子検査を行うケースもあります。治療方法は、腫瘍を外科的に切除する手術、放射線で癌細胞を破壊する放射線療法、抗がん剤を使用する化学療法、そして癌の分子レベルの特徴を狙った分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬など、多岐にわたります。
進行度や患者さんの全身状態を考慮し、最適な治療法を組み合わせて行うことが重要です。早期発見のためにも、定期的な検診を受けることを強くおすすめします。
当院では肺がんの治療は行っておりませんが、胸部X線やCT検査で肺がんが疑われる場合には、対応可能な医療機関へ速やかにご紹介が可能です。

気管支喘息

気管支喘息気管支喘息は、気管支に慢性的な炎症が生じ、気道が狭くなって呼吸がしづらくなる病気です。
発作的にゼーゼー・ヒューヒューとした呼吸音(喘鳴)が起こり、咳や息苦しさが繰り返し出現します。発症にはアレルギー体質や遺伝的要因、ダニやホコリ、気候の変化、ストレスなどが関与しており、多因子性の疾患といえます。
診断の際には、胸部レントゲン検査で他疾患がないかの確認や、肺機能検査などが用いられます。治療は、発作時に吸入β2刺激薬を使用して症状を落ち着かせる「発作治療薬(リリーバー)」と、吸入ステロイド薬などを長期的に使って発作を予防する「長期管理薬(コントローラー)」が基本です。リリーバーのみで対応を継続すると重症化が進むので、コントローラーによる治療を行うことが非常に重要です。気管支喘息は放置すると重症化して命に関わることもあるため、専門医が一人ひとりの状態に応じて治療計画を立てることが大切です。
当院は公害健康被害補償法による指定医療機関であり、気管支喘息で公害認定されている方の診療を行っております。
気管支喘息の注射薬(ゾレア、ヌーカラ、ファセンラ、デュピクセントなど)の導入後の方については、当院で継続が可能です。

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肺気腫・慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコの煙や大気汚染などの有害物質を長期的に吸い込むことによって肺に炎症が起こり、気流の通り道が狭くなる病気です。従来は「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれていましたが、現在ではこれらを総称してCOPDと呼びます。
日本国内の推定患者数は約500万人とされますが、多くの方が「年齢のせいで息切れがする」と考えてしまい、受診や治療に結びついていないのが現状です。症状の進行を抑えるためには禁煙が最も重要であり、必要に応じて吸入薬を使用して呼吸を楽にする治療が行われます。重症化した場合は在宅酸素療法を導入することもあります。早期に正しく診断し、生活習慣を見直すことで進行を防ぐことが可能です。

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肺炎

肺炎は、肺に炎症が起こる病気で、大きく「感染性肺炎」と「非感染性肺炎」に分けられます。感染性肺炎は細菌やウイルス、真菌などの病原体が原因で発症し、非感染性肺炎は薬剤、アレルギー、免疫異常などによって引き起こされます。典型的な症状には高熱、激しい咳、黄色や緑色の痰、胸の痛み、倦怠感などがあり、とくに高齢者や基礎疾患を持つ方では重症化しやすいため注意が必要です。
治療では、細菌性肺炎に対しては抗菌薬を使用し、ウイルス性の場合は解熱薬や去痰薬、鎮咳薬を用いた対症療法が中心となります。肺炎は再発や重症化を防ぐためにも早めの診断と治療が大切です。また、予防としてインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種も有効です。

当院の在宅酸素療法

在宅酸素療法在宅酸素療法(HOT:Home Oxygen Therapy)とは、肺の慢性的な障害によって慢性呼吸不全や肺高血圧症のある患者様、または慢性心不全の患者様などが、長期にわたりご自宅で酸素を吸入する治療方法です。
HOTを行うことで、息切れの改善や記憶力・注意力の向上、寿命の延長などの効果が期待できます。また、呼吸リハビリや栄養療法を併用することで、入院回数を減らすことも可能です。治療には酸素濃縮装置や携帯用酸素ボンベを使用する必要がありますが、これらの機器は専門の会社からレンタルしてご自宅で使用いただけます。

在宅酸素療法の対象となる病気

  • 高度慢性呼吸不全※
  • 肺高血圧症
  • 慢性心不全
  • チアノーゼ型先天性心疾患(症状が安定している)

※高度慢性呼吸不全:慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支拡張症、間質性肺炎などの呼吸器疾患が原因で、低酸素状態が続いている場合が挙げられます。