江戸川区平井で
頭痛のお悩みをお持ちの方へ
当院では、命に関わるような頭痛の診断はもちろん、日常生活に支障をきたす片頭痛などの慢性的な頭痛にも対応しており、日本神経学会認定の専門医が根拠に基づいた専門的な診療を行います。
緊急性の高い頭痛と診断した場合には、速やかに連携先の専門医療機関へご紹介しますので、お気軽にご相談ください。
脳神経内科は
どんな時に受診する?
当院では、以下のような症状やご不安に対して診療しています。
脳梗塞後の患者様には頸動脈超音波(頸動脈エコー)検査も実施可能です。
- 頭痛が治らない
- めまいや立ちくらみ
- 手足のしびれが続く
- 手足の脱力感がある
- 物忘れや認知症が心配
- まぶたや顔面がピクピクする
- 顔面麻痺
- 一時的に意識が消失した
- けいれん発作・てんかんがある
- 脳卒中の後遺症を抱えている
- 脳卒中後のフォローアップを受けたい
- その他脳疾患の経過観察を受けたい
危険な頭痛は?
以下のような症状が現れた場合は、重大な疾患が隠れている可能性があるため、速やかに医療機関を受診することが重要です。
発熱に加えて
「意識がぼんやりする」
「頸が固くて動かしづらい」
発熱や意識障害、頸部の硬直を伴う頭痛といった症状がある場合は、早急な診察が必要です。
がん(悪性腫瘍)を
患ったことがある
過去に悪性腫瘍を患ったことがある方は、脳への転移の可能性も考慮する必要があります。特に、頭痛に加えて嘔吐もある場合は要注意です。
手足の麻痺、
言葉がうまく出ない、
反応が鈍い
神経脱落症状や意識障害などの症状がある場合は、脳卒中などの可能性があります。頭痛の強さに関わらず注意が必要です。
激しい頭痛が急に始まった
突然に発症する頭痛は、くも膜下出血などの重篤な疾患が隠れていることがあります。
高齢(50歳以上)で
初めての頭痛が起こる
片頭痛などの一次性頭痛は若年期に発症することが多いため、高齢で初めて頭痛を感じた場合は、脳卒中や血管炎などの可能性を考慮する必要があります。特に高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方は注意が必要です。
頭痛パターンが変化した、
新たに頭痛が始まった
これまでの頭痛と明らかに異なる場合や、最近発症した新しい頭痛の場合は、脳腫瘍や脳卒中などの可能性があります。
くしゃみ・咳・運動などで
頭痛が起こる
脳の奇形や小脳・脳幹の疾患が隠れているかもしれません。
頭痛が徐々に悪化する
進行性の頭痛、否定形的な頭痛は、二次性頭痛の可能性があります。
市販薬が効かなくなった、
新しい頭痛薬を使い始めたら
頭痛が出現した
鎮痛薬の使いすぎによる薬物乱用頭痛が起こることがあります。
普段から頭痛がある方でも、「いつもと違う」「急に激しくなった」などの変化が見られる場合は、重大な疾患が隠れている可能性があります。こうした症状は、脳の病気や損傷の兆候であることもあるため、専門医による診察を受けることが大切です。
頭痛のタイプ別の特徴
片頭痛
- 頭の片側または両側に痛みが生じる
- 脈打つようなズキズキした痛みが多いが、締めつけられるような痛みの場合もある
- 痛みは4時間~72時間ほど続くことがある
- 階段の昇降や家事など、日常的な動作で悪化し、休息が必要と感じる
- 吐き気や、光・音に対する過敏症状を伴うことが多い
- 暗く静かな場所で横になりたくなる
- 中等度~重度の痛みがある
片頭痛の注射薬(エムガルディ、アジョビ、アイモビーグ)による治療の導入・継続が可能です。
緊張型頭痛
- 頭全体が締めつけられるような圧迫感がある(ズキズキ痛むこともある)
- 数十分~数日間続く、重く鈍い痛み
- 日常的な動作では痛みが悪化しない
- 痛みがあっても学校や仕事、家事などを続けられる
- 肩こりや首こりが強くなることがある
- 光や音に対する過敏症状があっても、どちらか一方のみ
- 痛みの重さは軽度〜中等度
- 長時間のデスクワークや勉強、精神的ストレスが引き金になることがある
群発頭痛
- 毎年同じ時期に頭痛が起こることが多い
- 片側の目の奥がえぐられるような、耐えがたい激しい痛みがある
- 痛む側の目に涙が出たり、鼻水が出たりする
- 痛みが極めて強く、じっとしていられないほどの苦痛を感じる
高齢者の場合
高齢になると筋力や体力が低下し、少しの段差や動作でつまづいたり転倒したりすることが増えてきます。特に転倒時に頭をぶつけた場合は、たとえ直後に異常が見られなくても、数週間~数か月後に症状が現れることがあるため注意が必要です。
以下のような変化が見られた場合は、「慢性硬膜下血腫」と呼ばれる病気が隠れている可能性がありますので、早めに医療機関を受診してください。
- 普段より怒りっぽくなったり、いつもつは違う言動・行動がある
- 突然、認知症に似た症状が現れる
- 歩行時にふらつき、バランスが取れない
- 以前と比べて、手足に力が入らない、動きが鈍い
手足がしびれる、
力が入らない
手足にしびれや力が入らない(脱力感)がある場合、神経の異常が疑われます。限られた部位に症状が現れる場合は、末梢神経の障害が原因であることが多いです。一方で、広範囲にわたるしびれや脱力があった場合は、脳や脊髄などの異常が疑われます。
めまい
(ぐるぐる・ふわふわ・
くらくら)
「めまい」と一口に言っても、その感じ方や原因は様々です。ぐるぐる回るような感覚、ふわふわと浮いているような感覚、さらには意識が遠のくような感覚まで、人によって表現も異なります。それぞれのタイプに応じた適切な診断と治療が不可欠です。
回転性めまい
回転性めまいは、自分自身がぐるぐる回っているように感じたり、周囲が回転しているように感じたりするめまいです。このタイプのめまいは、耳の奥にある三半規管や前庭神経の異常が原因であることが多く、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などの耳の疾患が主な原因として挙げられます。また、脳卒中などの脳の病気が関係している場合もあります。
浮動性めまい
身体がふわふわと浮いているような感覚や、ボートに乗って揺れているような浮遊感を伴う症状です。脳の中枢神経系にある平衡感覚を司る部分の障害によって引き起こされることが多く、脳卒中や脳腫瘍などの深刻な脳の病気が原因となっている可能性が考えられます。
失神型のめまい
立ちくらみや意識が遠のくような感覚のあるめまいです。血圧低下や心臓の不整脈などの異常が原因とされています。
中枢性めまい
中枢性めまいは、脳卒中などの重篤な疾患が関与していることが多いめまいです。迅速な診断と治療が必要で、MRI検査などの画像診断が求められることが多いとされます。異常を感じた場合は、速やかに医療機関へ受診し、適切な診断・治療を受けるようにしましょう。
もの忘れ
「もの忘れ」は加齢に伴って誰にでも起こる自然な現象ですが、その頻度が増し、「昨日何をしていたか思い出せない」「人の名前が頻繁に思い出せない」といった症状が見られる場合は、認知症が疑われます。
認知症とは、脳細胞の死滅や機能低下によって記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障をきたす疾患です。認知症自体を完治させることは極めて困難ですが、適切な治療を続けて進行を遅らせることは可能です。疑う症状がありましたら早めに相談しましょう。
認知症/軽度認知障害(MCI)の注射薬(レケンピ、ケサンラ)の導入後の方については、当院で継続が可能です。